【案内】日中韓エコ環境技術セミナーの開催について
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1月22日(木)16時~と1月30日(金)16時~に以下のような講演会が
開催されることとなりましたのでご案内致します。
御多忙中かとは存じますが、ご興味ある方がいらっしゃいましたら、是非
ご参加下さいますようお願い致します。
————————————————(記)—————————————————
第1回(12月に延期されたものです)
日時:1月22日(木) 16:00~
場所:自然科学講義棟 レクチャーホール
タイトル「ナノサイズ物質の気相沈着・堆積による表面形成」
講師:広島大学工学研究院 物質化学工学部門 島田 学教授
第2回
日時:1月30日(金) 16:00~
場所:自然科学講義棟 AV講義室
タイトル「フォトレドックス触媒:有機ラジカル反応へのグリーンなアプローチ」
講師:東京工業大学 資源化学研究所 所長 穐田 宗隆教授
講演概要
無尽蔵かつクリーンな太陽光(可視光)エネルギーの有効利用が叫ばれて久しい。本
講演では、[Ru(bipy)3]2+などの錯体の光励起状態の酸化還元特性に基づいた、有機物
に対する「フォトレドックス触媒」作用について解説する。
これらの錯体は可視光照射によって励起され、その結果生じる光励起状態は、正孔
と高エネルギーの電子を有しており、それぞれ一電子酸化・還元機能を示す。これら
の二つの機能を触媒サイクルに組み込むことによって、ラジカル種を中間体とする、
犠牲試薬を必要としない原子効率的触媒反応を実現できる。また本触媒反応系は、太
陽光照射によっても進行し、化石資源を一切使用しない、グリーンな化学プロセスが
実現されている点が大きな特徴である。
反応の観点からは、本系は特にトリフルオロメチル化に対して有効で、オレフィン
類をアルコール、アミン、ケトンなどに変換でき、医農薬中間体合成に威力を発揮す
ることが期待される。
本講演は、日中韓環境エコ技術プロジェクトの支援を受けて行うものです。
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