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生命システムコース

[ゲノム時間生物学研究室] 生物の生命を管理する精巧な時計!

程 肇 教授程 肇 教授

地球上のほぼすべての生物には,睡眠,覚醒,ホルモン分泌など生理機能に約24 時間のリズムがあります。これは体内時計によるもので,哺乳類の場合,脳の視交叉上核に体内時計の中枢があります。

時計遺伝子がコントロールする

視交叉上核は神経細胞の集まりであり,ここに複数の時計遺伝子がある。それらは約24 時間周期で機能する複雑な遺伝子システムを形成しており,その解明に取り組んでいる。時計遺伝子は睡眠や代謝だけでなく,骨の形成や細胞分裂にも関与して おり,その研究はさまざまな疾患の原因究明にもつながる。

個体の生体リズムを作る巨大な時計機構

哺乳類の場合,視交叉上核の時計細胞を中枢に,各器官の末梢細胞にも時計がある。中枢の時計細胞のリズムが末梢の時計細胞へ送られ,末梢の時計細胞同士が同調して器官のリズムである。

 

バイオ工学コース

生物のシステムを応用してガン治療や環境保全

清水教授清水 宣明 教授

 本研究室は、生物が持つ多様な機能を人類の福祉に役立てる工学に取り組んでいます。主なテクノロジーは、新たな生体分子や微生物の作製、生体分子と無機材料の融合による機能性生体材料の作製、超音波化学作用です。

ガン治療へ貢献

 遺伝子組換えによりガン細胞を特異的に認識する生体分子を作り、抗ガン剤を結合して体内に送り込む、新しいドラッグデリバリーシステムを開発する。ガン細 胞だけを狙うため副作用の小さい治療を可能にする。 また、新しい抗体と二酸化チタンのナノ粒子を結合させて体内へ送り込み、超音波でガン細胞をたたくシステムを開発する。

バイオマス利用

 改良微生物を使って廃材などからエタノールを取り出す技術を開発する。

環境汚染物質の除去

 光触媒として知られる二酸化チタンと超音波の組合せによる殺菌プロセスを開発する。

化学工学コース

[資源エネルギー利用研究室] 水で省電力冷房する

汲田 幹夫 准教授汲田 幹夫 准教授

省エネルギーを図るシステム,各種エネルギーを有効利用するプロセスを開発研究し,環境適合型社会の構築への貢献をめざしています。

吸着ヒートポンプの蓄冷媒材の開発

現在の冷房機器は代替フロンの圧縮と膨張によって,室内の熱を吸収し,室外へ熱を放出している。吸着ヒートポンプは,この代替フロンの代わりに水を使う。 水は真空状態に置かれると熱を吸収して冷熱を生成し,水蒸気になる。吸着剤を冷却しながらこの水蒸気を吸着させ,吸着剤は熱を与えられて水を分離,この水 は再び利用される。この過程で使用される電気量はわずか。より効率の高い水蒸気吸着材を開発している。

バイオマスのガス燃料化

木屑からより多くのガス燃料を取り出すプロセスを研究している。

地球環境学コース

[鉱物・結晶学研究室] Beautiful crystal promises you a beautiful result!!

奥寺 浩樹 准教授奥寺 浩樹 准教授

地球は,一部の例外を除いてすべて結晶で成り立っています。結晶学とは,原子がどのように結合しているのかを解明する学問です。研究室では,主にⅩ線解析 を用いて,鉱物(結晶)のさまざまな性質と現象を研究しています。とはいえ,ある鉱物の知見を得ようとする時のアプローチは物理的でも化学的でも(つまり どんな手を使っても)構いませんし,違う手法はむしろ積極的に使ってゆくべきです。

金属酸化物の構造と物性の解明

地球の中心のような特殊な条件でどういう物質があり得るのかは,特殊でない条件での物質の研究から始まる。どんな特殊機能材料の研究も,実際には天然に見 つかる原子配列(結晶構造)を理解するところから始まる。普通とは違う物理的,化学的性質を見せる物質が見つかったときに,その原子分布,電子状態,格子 振動を精査することによって,その結晶構造でどうしてそういった性質が現われるのかについて研究している。

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